訪問看護ってなに?

病気や障害をもった方が、その人らしく暮らせるよう、医師の指示により看護師が訪問し、療養生活のお手伝いをします。

何をしてくれるの?

  • 病状の観察や診療の補助、食事指導、排泄介助、床ずれの予防と処置、清潔ケア、リハビリテーション、ご家族への介護支援・相談等、状況に応じてさまざまなサービスを行っています。
  • ご本人やご家族が希望すること、心配なこと、不安なことなどの相談から、ご自宅での生活がスムーズに行えるようお手伝いをします。
  • 健康状態や病状、治療の状況、療養や介護の状況、生活環境など総合的に判断して、お一人お一人に合った助言を行います。

訪問看護と訪問介護はどう違うの?

訪問看護では、看護師が、病状の観察や処置(点滴・痰吸引・排便の調整・管の管理・服薬の管理・医療機器の管理)などの医療行為と、生活の両面からお手伝いをします。
訪問介護(ヘルパーさん)は、清拭・排泄介助・掃除・洗濯・買い物等の生活面でのお手伝いを行いますが、医療行為はできません。
(※NPOいのち在宅ケアセンターでは、痰の吸引や経管栄養もできるようになりました。)

誰が受けられるの?

医師が訪問看護を必要と認めた方で、特に年齢は問いません。ご本人だけでなく、支えているご家族のサポートも大切にしています。当ステーションでは、ターミナル(終末期)の方を中心にお受けしていますが、それ以外の方も対応できますので、どうぞご相談下さい。

週に何回来てもらえるの?

介護保険の場合は、ケアプランに基づき必要に応じて訪問します。医療保険の場合は原則として週3回までですが、医師の指示や特定の疾患、病状によって毎日訪問できることもあります。ご希望に沿うように訪問回数はご相談の上で決めさせて頂きます。

介護保険と医療保険の利用にはどのような違いがあるの?

65歳以上で要介護認定を受けている方、40歳以上64歳以下の方で老化に起因する特定の病気(16疾患)で要介護状態になった場合に限り、原則介護保険となります。但し癌末期の方、難病指定を受けている方は医療保険となります。介護保険の要介護認定を受けていない又該当しない64歳以下の若年者は医療保険となります。 サービスの内容に違いはありません。支払う金額と利用できる回数などが違います。詳細はお問い合わせ下さい。

料金はどのくらいかかるの?

料金については、皆様それぞれの状況によって異なります。詳細はお問い合わせください。

利用するにはどうすればいいの?

訪問看護は医師の指示とご本人(とご家族)の希望によって行われます。 ご利用までの手順については、直接、当ステーションにご相談下さい。

夜間休日の対応はどうなっているの?

当ステーションでは、24時間体制にて当番スタッフの携帯に転送され、対応を行っています。緊急の場合は、時間を問わず連絡して下さい。まずは電話で状況を確認させて頂きます。必要時は夜間休日でもお伺いします。

訪問するスタッフは毎回変わるの?

基本的には、同じスタッフがお伺いします。緊急時や利用状況等により変更となる場合もありますので、あらかじめご了承ください。

キャンセル料金はかかるの?

キャンセル料はいただきませんが、予定の変更などわかり次第、早めにご連絡下さい。多くの方に訪問看護を利用して頂くためにも、ご理解・ご協力をお願いします。

何か準備が必要ですか?

ご本人の状態により異なります。急いで準備をする必要はありませんが、事前にご相談をお受けできます。徐々に、必要なものは揃えていきましょう。

家で亡くなると、救急車や警察を呼ばないといけないの?

家で亡くなった時、救急車を呼ぶ必要はありません。又定期的に訪問診療が入っている場合は、警察が入ることもありません。早めに医師と訪問看護師にご連絡下さい。